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奴隷状態からの脱却は……


by meisou22

世相のウラを読む(251)度重なる擬装・欺瞞の発覚

 今の世相は、バレなかったら、嘘を隠しおおせたら、騙したものの勝ち、という誠に嘆かわしい風潮で満ち溢れている。目を覆いたくなる数々の食品擬装、年金記録問題、はては自民党の幹事長さえ国民を騙して来るべき衆議院選挙に勝利しようと(国民を目晦まししてでも勝つ、という発言)呆れ返ったもの言いが続いている。庶民をバカにするのもいい加減にしないと厳しいしっぺ返しを受ける事になろう。
 だが、擬装問題の究極のものは、地球温暖化の二酸化炭素犯人説である。心ある科学者は確定していない理論である、CO₂による地球温暖化説を煽るのは良くない、と声を上げ始めている。しかし、メディアの暴走は止まるところを知らず、大きなうねりとなって社会全体を巻き込んで、一種の社会現象にまでなっている。いま炭酸ガスを減らす事に反対でもしようものなら、袋叩きに逢うような、とんでもない時代になった。もしこの理論が間違っていたらどうするのか。洞爺湖サミットを例に出すまでもなく、社会全体がバカ騒ぎをした事のムダのツケは結局国民が払わせられる事に誰も言及しない。
 実は過去の誤りの中にも似たようなものがあったのを、皆が忘れている。その最たるものは「フロン」のオゾン層破壊説であろう。今では南極のオゾン層が春先に自然消滅しているのは定説となっており、フロンとは何の因果関係もない。ダイオキシンも毒物学者の間では、さほどの毒性がない事は常識である。ベトちゃん奇形現象はもともとベトナムのあの地方が昔から或る種の奇形のよく発生する場所であったという事実は、ダイオキシンを含む枯葉剤による奇形ではなく、原因は他にある、という事を示している。この二つの事実誤認がどれほどのムダを生じさせたか、メディアを始めとして検証する者はいない。済んだ事だと簡単に片付ける訳にはいかない莫大なムダだ。
 だが、今度の地球温暖化の二酸化炭素説はこの二つの事実誤認とはいささか趣が異なる。背後に大きな利権が絡んでいるからだ。詳しい事情を意図的に隠蔽されている一般大衆は、御用学者や権力に擦り寄ったマスメディアに騙されている。では、今後もこのような欺瞞がまかり通るのかというと、そうは問屋が卸すまい。今、じわりと真実が目を覚まし始めた。騙しが極限に達すると、化けの皮が剥がれてくるのである。騙しの下手人は重大な覚悟が必要であろう。メディアと関係者よ、狼と少年のイソップ寓話を思い出せ!
by meisou22 | 2008-07-18 12:09