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奴隷状態からの脱却は……


by meisou22

世相のウラを読む(238) 日銀総裁人事について

  前に日銀総裁人事について、民主党の幹部の対応がデタラメだと書いた。しかし、コラム子は今候補に挙がっている「武藤」氏が適任だといっているのではない。むしろ、政府・自民党幹部が武藤氏にこだわっているのは、大変うさんくさい、と思っていた。この心配が現実になりそうだ。どうも新日銀総裁に推されている武藤という人物は、アメリカ東部エスタブリッシュメントの息がかかっているらしい。端的にいえば、ロックフェラーの手先だということである。
 小泉政権当時、ロックフェラーは日本のさる大銀行を支配下に収めようとして画策したことがあった。日本の金融を文字通り支配しようとしたのだ。しかし、これはうまく行かなかった。だが、諦めたわけではない。今日あるサイトを見ていたら、新世界秩序が実現する直前には、極端な金融の寡占化と、食料不足、人種問題、エネルギー問題が起きる、と警告されていた。今回の日銀総裁問題は大変根が深い、と認識した方がいいような気がする。
 昨日の時点で、ある世論調査の結果が報道された。今後10年間で道路整備を59兆円もかけて行う事の是非について、調査した結果である。何と90%もの反対であったという。これは、完璧な言論誘導である。現下の国民生活の貧困化、GDPの長期低落傾向の中で、余分に資金を投じて道路整備を行う、と言ったら誰でも反対するだろう。道路なんか整備する金があるんだったら、もっと他に使え、と誰しも思う。当たり前だ。それほど国民のマインドコントロールは効いている。
 事実は完全に正反対である。日本がこれほど長期低落傾向に陥ったのは不自然な不良債権処理と超緊縮財政のためである事を、メディアは全ての国民から隠蔽している。新聞・テレビ等のマスメディア、御用学者、雇われアナリスト、ごく一部の事情を知った政治家などが、間違ったメッセージをメディアを通じて日常的に国民に伝え続けていると、そのメッセージが本物のように一人歩きするようになる。曰く、日本は膨大な借金・政府債務を抱え、財政破綻寸前である。曰く、建設業者は談合を繰り返し不当に公共工事を受注して儲けている。曰く、休耕田で米を作り続けているのは「もったいない」。郵政民営化は公務員を減らし、人件費のムダを省く。アメリカは唯一の超大国であり優れた民主国家である。これらはすべてでっち上げの大ウソである。
by meisou22 | 2008-03-31 16:23